朝、目が覚めて
「あの資料もういらない」って
言葉が浮かんできて、そしたら同時に
「怖い」って気持ちがむくむく湧いてきた。

先月、「これは取っておく」と決めて
綺麗にファイリングした仕事の資料。
くにさんが作ってくれたもの。

あれはもういらない
他のだって本当は全部いらない

ぜんぶ捨てていいって思ったら

地球の、だだっ広い世界に
ポツンと一人で立っているような心もとない感じがして

怖い、怖いとつぶやいている自分を布団の中で観察していた。

高校生の頃、
キリスト教の尼さんの持ち物は
歯ブラシとバケツとひと組の着替えだけ

それさえも借り物だっていう話を聞いた時
衝撃を受けた。

フーテンの寅さんっていう映画の主人公は
トランク一つで日本中を旅して回る。

ライフクエストを始めた時
4色ボールペンとA4ノート、これさえあれば
世界中どこでも仕事ができると嬉しかった。


ああ、ずっと前から
こんなにも私は身軽さに憧れているんだな。

軽く、自由であること。

それをいつも強く願いながら、一方で怖いと感じる。

書いていて思ったけれど
私が持っていたもの、今どんどんと捨てていっているものたちは
私をここに繋ぎ止めるためのアンカーだった。

ここっていうのは地球。

みんなと繋がっていたい
そうじゃなきゃ一人ぼっちになっちゃうっていう
私の恐れがくっついていた。

捨てたって、離れたって
本当はちゃんと繋がっている。
私は一人で生きていくわけじゃない。

その安心感がます度に
誰かのために持っていたものが減っていく。

小さい頃、学校の遠足の時
忘れ物をする友達の分までお箸を持っていったりしていた。

あの資料は、これから学ぶ生徒さんのため。
でも、それは全部私の中に、私オリジナルになって、ある。
何も持っていなくても、ちゃんと伝えられる。

もっと身軽になろう。
もっと自由になって、もっと旅をしよう。

手放す手前に感じる「怖さ」と仲良くしながら
本当の私に還っていこう。